εpsilonφ のバンド名について考えてみた。

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最近、耳コピをしてみようと思って、音楽理論の動画などを見ていたのですが、見ているうちに「はっ!」としたことがあったので、書きます。

εpsilonのバンド名の考察あまり見かけないので、全体的にどんな認識になっているかは分かりませんが、


・εイプシロンの文字になぞらえて建築用語ではあるが、歪みという意味である

・φファイの方は、数学だと黄金比を表す


という意見を見た事があります。世間では大体この認識でしょうか。


そもそも、イプシのバンド名は公式サイトによると”玲司が複数の候補名を出し、その中から紫夕が選び決定する。”とあります。

また続けて、”何故そのバンド名を選んだのかは、紫夕の口から一切語られないまま現在に至る。”とあり、いかにも「バンド名に意味がありますよ」と含みを持たせた一文があります。

この前置きを頭に入れつつ、まず結論から申し上げますと、私はεpsilonφで一つのコードを表しているのではないか、と考えました。そのコードというのは、Em7(♭5)(イーマイナーセブンフラットファイブ)です。

m7(♭5)を別名でハーフディミニッシュとも言います。これは、音で聴いてみると不協和音ほどではないが、不気味な音という印象を持ちます。


 ちょっと、私がこの結論に至るまでの流れをεpsilonとφに分けて説明しますね!


まず、φの方から話していきます。音楽理論というか、コード理論の話かもしれません。私は、ダイアトニックコードの仕組みについて、動画を見ていたのですが、動画の作成者さんが唐突に「Em7(♭5)はEφと書くこともあります。」(実際はEの時の説明じゃなかったと思うが便宜上)とおっしゃった時にピンと来ました。元々音楽の話なのにバンド名に数学持ってくるか?と思っていたので、こっちの方が道理に合っている様に思い、考察に入れました。

そこからじゃあεpsilonは?と考え出して、εはEの元になった字ということを知ったので、音楽に関係なさそうな建築用語のεよりも音楽用語としてのE(ミの音ですね)をルート音として当てる方がしっくりくるなと思い、こっちを当てることにしました。


これらを合わせて、紫夕くんが「僕たちが集まってこの不気味な音を奏でる。僕たちにぴったりやーん。」て感じで玲司くんの持ってきた候補から選んだのでは?と思いました。(もし、結成直前なら、こんなバンドになればええ。って感じですかね)


でも、これは紫夕くん目線での話。実際に提案してきたのは玲司くんですね。という事は玲司くん目線での考察も必要なのかなと思います。なぜなら先程情報としてあげた通り、紫夕くんは誰にも何故このバンド名にしたのかは明かしていないからです。そして、玲司くんはバンド名を提案する際に、紫夕くんにその由来を話していないのです。もし、話していたら、玲司くんは唯一、紫夕くん以外でバンド名の由来を知っている人物になるからです。ですが、玲司くんが何を思ってεpsilonφというバンド名を提案してきたかというところまでは今のところ思いついておりません…


この説には穴もあります。

・ハーフディミニッシュ自体が、不気味系の音なので、ルート音がEである必要がない。(とはいえ、その中でもEが不気味感が強い気がする。)→Eである必要性を述べるとすれば、建築用語としての歪みの意味を持つεと言っても二重で根拠に出来るかもしれないと思いました。

・音楽も数学と関係しているので、数学としての意味のφも排除しきれない。イプシと黄金比で今のところ結び付けられませんが…唯臣が数学好きなので、その友達の玲司くんが数学好きな可能性はあるし、その面でも捨てきれないです。


あとはφがイプシのフォントだと2進数に見えます。φを分解して0と1に見えると言うことです。我々の世界では0から9の数字を使いますが(10進数)、コンピュータの世界では0と1のみで情報を表すというアレですね。これはイプシがシンセ系な曲、ボカロな曲を演奏するので、そう言った世界観を示すただの遊び心かも知れません。


まとめると

ε psilonφ=Em7(♭5)=不協和音(というほどではないが不気味な音)=イプシの音楽性や人間関係

という事だと考えました。